新潟県退職者連合 幹事((JR総連OB会会長)) 山﨑 次男

 

 毎年一月の今頃は、一面真っ白で銀世界の越後平野も今年は本当に暖冬小雪で、1月20日現在未だに降雪の気配さえ見えない。このままで冬が終わってくれればいいけれど、スキー場・除雪業者などの関係者は気を揉んでいると思います。大雪は要らないが、程々あって欲しいと思っている今日この頃です。

 さて私たちJR総連傘下のJR東労組新潟地方本部OB会は、2020年(令2年)の年頭にあたり、OB会として重点的に取り組む活動について全会員に機関紙上で明らかにしてきました。

その(1)はOB会員同士の相互扶助の活動です。

 日本に於ける高齢化社会の波が確実に押し寄せて来ています。私達のOB会も70代・80代の会員が組織の8割を占める状態になっています。

 また会員の一人暮らし・夫婦二人世帯も増えています。安心な暮らし・楽しい老後を送るために、各支部OB会を中心にして様々な「相互扶助活動」の展開として、「買い物・通院補助、除雪協力、災害時の避難、レクレーション、励まし・見まわり」等々を行うというものです。すでにいくつかの支部組織で活動がやられています。

その(2)は安倍自民党政権にストップをかけることです。

 安倍首相は昨年11月20日で総理在職が歴代で一位となり、7年以上も首相を続けています。政権の長期化は政府・与党が国会を軽視し、安全保障関連法など異論が強い法律は数の力で強引に成立させ、疑惑に関わる不都合な質問ははぐらかす、そんな光景が常態化しています。最近も「桜を観る会」私物化問題でも国会で説明責任が果たされていません。そして新たにIR汚職、自民党議員の公選法違反の問題も出て来ています。逃げ得は許しません。

 また政策の面では腰を据えて取り組めるはずの長期政権のメリットが生かされていません。アベノミクスは目標であるデフレ脱却には程遠く、地方創生、一億総活躍社会、働き方改革、全世代型社会保障などの先行政策の成果も上がっていません。そして外交問題では、拉致問題や北方領土問題の解決に全く成果は出ていません。また安倍首相が拘る憲法改正は、国民にとって優先順位は低いのに何故か急いでいます。憲法9条を骨抜き、蔑ろにし「戦争のできる国」目指して躍起となっています。

 一方、私達の暮らしや生活は7年間でどうなったでしょうか。良くなるどころか年々苦しくなって来ています。年金の減額、医療費・介護保険料の負担増、消費税アップの下で年金生活者である私たちの生活は節約を強いられています。このように長期政権なのに何の成果も生み出さず私物化している、こんな安倍政権は早急に退いてもらいたいものです。そのためにも来る総選挙で自・公政権にピリオドを打つため、衆院選に向けた取り組みを強化します。準備を万端にして、「野党候補・野党統一候補」の当選に向け取り組みます。

その(3)は会員自身の健康管理の強化です。

 昨年9月、地本OB会副会長が病気のため68歳という若さで急逝してしまいました。職場やOB会の仲間達も早すぎる死にショックを受けています。この事に踏まえて常日頃から健康管理をしっかりして置こう。というものです。普段と少しおかしいと気づいたら、早期診療・早期発見・早期治療を心掛け、健康管理に努めます。健康で、明るく・楽しいOB会活動を展開するものです。

 

以上の3つについて、OB会としてこの一年間力を入れて取り組んで行きます。