村上地域退職者連合 事務局長

(JP退職者会)

 齋藤 徳明

 

 昨年の12月19日、『フードバンクむらかみ』の結成総会を、村上市長を始め多くの来賓を迎えて開催致しました。

 私は活動資金の確保に向け社会福祉協議会、共同募金会、連合、労働金庫等に足を運び物心両面の支援をお願いすると同時に会員拡大、寄付金集めに奔走して来ました。先般、社会福祉生活支援課の職員を招き、生活支援センターの概要、生活困窮者自立支援の現状と課題、利用者(支援を求める人)への対応時の注意点等を意見交換をしながら『フードバンクむらかみ』が具体的に始動しました。

 当面の課題は『フードバンクむらかみ』の認知度を高める事を念頭に置き各地域の区長会、民生委員、お茶の間等に積極的に顔を出してPR活動を強化して来ました。そんな折、JA,信用金庫、営農団体、県職労等、地域の中でも確実に支援の輪が広がって行きました。

 今後、コロナ禍の中で生活困窮者、支援を求める声が増加すると予測されます。需要と供給のバランスが緊急課題になっています。生活困窮者に寄り添い確実に安定的に食料を提供する事が『フードバンクむらかみ』の最大の使命と考えています。引き続き、支援して頂ける企業、団体、個人を増やす活動を加速させて行きたいと思います。

 昨年の暮れに食糧を届けて来ました。帰り際にこれで正月を迎える事が出来ると喜んでくれた家族の笑顔を見て『フードバンクむらかみ』を立ち上げて良かったと痛感した一瞬でした。細く、長く、ねばり強く仲間と協力し合い『フードバンクむらかみ』を発展させる決意です。

一番左が筆者