「弘法筆を選ばず???」

山内 武雄

 書道教室に通って丸6年になろうとしている。断っておくが習字教室ではない!

 小学校、中学校で国語の時間に習うのが習字。文字を覚え、整った字で書くことを目的としている。書道は字を書く道を究めるのが目的という。文字の美しさを表現するという。(それで、文字のかすれ・大小も重要なのか?)。先生は上手く書けた作品は紙が大きく見えると言うが? そんなことは絶対にない!

 しまった! 結婚式、葬儀の祝儀袋にスラスラと書こうと思って書道教室に通っているが、間違いであった。通うべきは習字教室であった。

 さて、表題に戻るが「弘法筆を選ばず」とは、本当の名人は、道具の善し悪しなど問題にしないという例えであるが、「一流の人間は、一流の道具でなくても一流の仕事ができる能力を持っている」とのことだそうです。

 ゴルフの道具も古くなった。飛ばないし・入らない。シニア向け道具も毎年新製品が発売されている。この際と思うが待てよ! 小生は一流の人間ではない。まずは練習が肝心。

 今使用している筆は1年半(大きい筆はめったに使用しないので、昨年筆鋒だけ交換済み)、量販店より高い。しかし、先が割れてきた。毛質はイタチ・馬・狸・鹿・ミンクとあるが。

 ゴルフも書道も上達の見込みがないのでやめようかと思うが、もう少し我慢。一流の人間にはもうなれないが、人生我慢が大事! 書道は筆が大事!