手配りを続けたい
小柳 均(基幹労連)
私は定年退職して5年になりました。勤めている頃は、自宅には留守勝ちで町内のことなども知らず仕舞いが多かったと思います。毎日が日曜日での私が、たまたま玄関先で某組織のOB会の係の方とお会いしました。係の方はOB会の機関紙を母親にと手渡してくれました。それは他界した父のOB会の機関紙で、父親が亡くなってから既に27回忌も過ぎたにも拘わらず、係の方は「おばあちゃんは元気にしてますか?」と尋ねられて機関紙を頂きました。家族に聞いてみると、1/2ヵ月ごとに声を掛けて下さって居るとの事で、大変に有り難きこと思っています。
我がOB会は半世紀ほど前から組織形態を少しづつ変えながら今日に至っております。現在は年一回の総会を中心に旧交を温めておるところです。総会の開催は、会員との親睦を深めるため全員参加で呼びかけます。参加不参加を問わず近況について報告してもらい、それらを集約して冊子にまとめて総会時に配布します。
そこでOB会総会に参加できなかった会員については、我が組織も前述のとおり経費削減を兼ね各地域の幹事会及び手配り会員に配布をお願いしながら対応しているところです。もとより、我がOB会は財源の発生要素がない為、専ら節約に努めている次第です。これからは私も手配り時に「ひと声かけて…」を続け、継承しながら少しでもお役に立てればと思っています。