新潟県退職者連合 幹事

(三菱ガス化学労組高齢者協議会 会長)

中村 眞紀男

 一昨日(6/5)新型コロナワクチンの2回目の接種を受けた。昨日(6/6)昼過ぎから副反応が出た。全身がだるく眠くて横になったら2時間ほど寝てしまった。妻は注射した個所のこわばり、関節の痛み、発熱(37度台)、全身のだるさがあるというがいずれも症状は軽く安静にしていれば大事は無いだろう。

 ここに来るまでの3ヶ月程ワクチン接種に振り回された。

 3月に新潟市より接種券が送付されてきた、その後に妻の実家(上越市)から昨年亡くなった義兄の法事への参加要請があり、その際ワクチン接種を必ず受けていることを念押しされた。聞けば上越市は65歳以上の高齢者はすべて市役所の方で日時、場所を指定しており個人での予約は不要とのことである。その時は軽く考え聞き流していた。

 連休に入り「市報にいがた」5/2号を受け取った、一面にでかでかとワクチン接種開始のお知らせがあり、赤字で「事前予約が必要です」と書かれている。

 何だ、新潟市は個人で予約しなくてはならないのかと初めて分かった、これは大変なことになった、個別と集団があるが個別は大混乱が予想されたので集団を選んだ。(私も妻も前期高齢者で高血圧症治療薬服用、基礎疾患ありに該当する)

 住所は北区で5月は2会場の3回しか無い、一番早い5/15を予約する事として5/6に新潟市のホームページから受付画面に入り必要事項を入力して予約開始時間を待った、(自分の分は自分のパソコンで、妻の分は子供から対応してもらった)8:30と同時に予約検索のボタンをクリックすると画面が切り替わり予約の時間枠になる,15分毎に分けられていてその枠の残り人数が時間とともにドンドン減っていく、これには焦った、結果、11時枠を予約する事が出来た。その後、パソコンに受付完了メールが届いた。

 5/15会場へ5分前に行くと意外と空いていた。係員の話では開始30分前頃が物凄く混雑していて各人に車中で開始時間まで待機してもらったとの事だった。係員はよく訓練されていてスムーズに終えることが出来た。又、2回目の予約は市の方であらかじめ指定してあり3週間後の同時刻、同会場のお知らせを配布していた。

 今回の新潟市でのワクチン接種の方法は相当無理がある。予約の方法は上越市の様に65歳以上の高齢者に対しては日時、場所を指定して個人予約不要の方法をとるべきである。集団接種を基本として会場を多くする、回数を多くする、大規模会場の確保を考える必要がある。高齢者にネット予約をスムーズにやれというのも無理がある。

 個別接種の方法を医療機関に丸投げした為に大混乱を引き起こしている。電話が全くつながらない、一日中かけても駄目の声を私の周りでもよく聞く。高齢者は困っている、不安になっている。医療機関の側だって通常の業務をこなしながらのワクチン接種であり、おのずと限界はある。

 ともあれワクチン接種が早く進むことを願うばかりです。

 又、菅自公政権や小池都政のコロナ対応を見ると政治が全く機能していない。緊急事態宣言再延長下でウイルス感染を抑止出来ていない中、変異株が広がりワクチン接種が遅れているのに「五輪・パラ」開催に固執している姿は異常である。

 入国者が9万人も来る、世論の6~8割が延期、中止を求めている、専門家は人流が増えて感染拡大すると言っておりこんな「五輪」はもはや国民にとってリスクとしかならない。「五輪・パラ」は即刻、返上中止をすべきであると思います。

 そして秋にある衆議院選挙においてはこんなアホな首相の政権とはオサラバして野党連合政権を樹立するために頑張りたいと思います。              

以上