新潟県退職者連合 幹事

(新潟交通グループOB会)

神林 俊晄
大谷翔平から感動と勇気
 
 コロナ禍でおうち時間が増え、新たな楽しみを見つけた。「リアル二刀流、大谷翔平」の野球中継だ。越後線の始発電車が信濃川の鉄橋を通過する音で目が覚めると朝刊でエンゼルス戦の中継の有無を確認する。毎日午前中は大谷選手の活躍に感動と勇気をもらった。
 
シートに描いた目標進行中
 
 高校時代に作成した「目標達成シート」を片手に渡米した大谷選手は2018年、エンゼルスに入団し念願のメジャーリーグデビューを果たした。その後、右肘靭帯手術を乗り越えた岩手県出身の野球少年はその延長戦を楽しみ、ノートに描いた目標を着実に達成している。そして、二刀流大谷選手の活躍を受け、投手兼DHで先発して降板後もDHで出続けられる、いわゆる「大谷ルール」をメジャーリーグ機構は導入した。
 また、「野球の神様」と言われるベーブ・ルースを超える活躍をした大谷選手は、日米の野球ファンを魅了しメジャーリーグ選手、監督、野球関係者での中でも評価は高く、話題は尽きない。
 
王貞治、長嶋茂雄は今でもファン
 
 私と野球との出会いは小学校時代、同級生と三角ベースで暗くなるまで遊んだ程度である。親父は読売ジャイアンツファンで私も自然に巨人ファンになった。川上哲治監督のもとスーパースターの王貞治選手、長嶋茂雄選手の華麗なプレーが今でも目に浮かぶ。その当時、子供が好きなものを並べた「巨人・大鵬・卵焼き」の流行語が生まれた。
 
2023WBC東京ドームで観戦
 
 昨年の夏、朝はメジャーリーグ、昼は高校野球、夜はプロ野球観戦漬の毎日を送っていた。野球は四球、エラー、監督の采配等で試合の流れがガラッと変わり、実に面白く、あっという間に暑い夏が終わった。
 その年の秋、WBC観戦チケットをネットで応募した。抽選の結果、2023年3月16日東京ドーム内野B席2枚「当選」の文字にビックリした。
 WBC侍ジャパン準々決勝イタリア戦は孫娘(小2)が作った「がんばれ!大谷翔平!」応援幕を持ち長男と大声で応援した。先発は大谷翔平・ダルビッシュら最強の継投で米国行きを決めた。そして、準決勝はメキシコに劇的なサヨナラ勝利、決勝は大谷投手が最後のバッター、エンゼルスの同僚トラウトをスライダーで三振を取り、日本は米国を破り世界一を奪還した。