新潟県退職者連合 監事

中村 昇

 ささえあいコミュニティ生協新潟(以下、ささえあい生協)の19回通常総代会が、去る6月26日(日)新潟市中央区において開催されました。私は新潟労金から新潟ろうきん福祉財団の任務終了後、ささえあい生協の監事を担当させていただいており、今回は知る人ぞ知るささえあい生協の事業・活動についてお知らせさせていただきます。
 
 ささえあい生協は「協同労働」の組織原則のもと「出資」「意見反映」「労働」を実践していますが、ささえあいの地域社会づくりを目指して「福祉・生きがい・仕事おこし」をスローガンに掲げ、現在20余りの事業活動を展開しています。
 
<主な事業内容>
  • 介護保険事業……小規模多機能型居宅介護事業所10ケ所(新潟市6か所・新発田市・佐渡市2か所・長岡市)ほかデイサービス(村上市)、グループホーム、訪問看護、居宅介護支援事業を運営。
  • 相談支援事業……新潟市ひきこもり相談支援事業、若者サポートステーション(三条市・長岡市)、就労支援事業所(きまま舎)、就職氷河期世代活躍支援プラットホーム事業を運営。
  • 仕事おこし生きがい事業……ひと人ネットワーク、ささえあい広場(佐渡市)を運営。
  • この他、グループ法人である(一財)ささえあいコープ新潟では生活支援事業へるぷSを運営。
 
 ささえあい生協の2021年度末の事業高は10億4,800万円、経常剰余金2,765万円、組合員1,574人、出資金143,585千円、職員数272人となっています。
 理事長の高見優氏は、フードバンクにいがたの理事長として生活困窮者に寄り添う支援活動を精力的に展開しており、また労福協の理事としても活動に参加されています。
 
 今年10月に協同労働法が施行される(超党派の議員立法で2020年12月成立)ことから、地域課題を仕事おこしにより解決する新たな手法として期待が高まってきています。退職者連合に参加される皆様の中には、ささえあい生協の取り組みに興味をお持ちの方もいるのではないでしょうか。生活支援事業のささえ手として活動してみませんか、あるいはご家族・友人などお近くの方で支援を必要(ご自宅の庭の手入れ、室内のリフォーム、買い物・通院の付き添いなど)としている方がいれば利用者として相談してみてください。
 
 あなたも組合員(1口5000円の出資で加入)として、ささえあいの地域づくりに積極的に参加してみませんか。生きがい事業部が行うサロン・ド笑天街(新潟市中央区)、サロン・ぶどうの木(新潟市西区)、鬼ヶ島(三条市)での楽しい催しも新たな仲間づくりや生きがいにお役に立てることでしょう。
 人生100年時代、これからの20年・30年をあなたの持てる力を発揮して価値ある人生にしませんか。