少年期か青年期かは忘れたが
早川 武男
映画「瓦斯灯」のイングリット・バーグマン、「ローマの休日」のオードリー・ヘップパーン、「慕情」のジェニファー・ジョーンズを観て、彼女らのあまりの美しさに若き日の胸を焦がした。綾小路きみまろさんではないが、あれから50年! 浮き浮きしてはずむような話はいつの間にかなくなり、昨今は医療や介護などが話題の中心だ。
総会後の幹事会でも、これから市町村で具体化される地域包括ケアシステムの構築や、要支援1、2の訪問型・通所型介護などの施策に、私たちの意見をどう反映していくかといったことが議論に。加入組織のなかには、会活動を「会員相互の親睦・交流」に重きをおいているところもあるが、誰もが齢をとり病気がちになる。介護のお世話になるかもしれない。ご理解をいただき、高齢協の社会的役割として各市で挑んでみたい。
幹事会では、連合新潟との連携強化や経費の効果的使用についても議論。地域包括ケアシステム等の取り組みは、社会的影響力のある連合の支援があれば有難い。連合が掲げる政策や社会保障制度の相互理解にもつながる。このため地域組織のエリアも、連合地域組織と可能なかぎりタイトにしたい。
「タイト」をめざすのは経費の効果的使用も目的の一つ。高齢協の収入は、ほとんどを助成金に依存しているが継続は難しくなる。会費の引き上げは困難なことから、収入にあった活動を模索しなければならない。