日時 2021年2月25日(木) 13時30分から15時30分
会場 ガレッソホール(新潟市中央区)に於いて
参加者 幹事、監査、 計23名
上記記載のとおり第2回幹事会を開催しましたので概略を報告します。(文責 齋藤)
会議冒頭、早川会長は、下記のとおり挨拶をしました。(要旨)
お手元に新潟市内野出身で新潟明訓から法政大に進まれた、芥川賞作家藤沢周さんのサンデー毎日への寄稿文を配付した。藤沢さんは普段あまり政治問題に言及されないが、2月14日号では、やるべきことをやらない政治の不作為と、安倍前首相の廉恥心のなさ、ウソをつくことは恥ずかしいことであるという思いのなさを指摘されている。
政治の不作為でいえば新型ウイルスの対応でも指摘できる。例えば
(1)日本のワクチン開発だ。
感染防止の切り札であるが外国頼みだ(別記参照)。昨年、日本も欧米と同時に開発にむけスタートしたが企業に丸投げで、失敗したのかどうかも分からない。昨日の新聞情報によれば塩野義製薬が年内には何とか販売できるようだが、日頃、「国民の命と財産を守る」と声高に言うのに、このざまである。
(2)医療資源の最適配分だ。
外国プレスでブルームバーグの記者が「なぜ万単位の感染者が出ているアメリカと水準が違う日本で医療崩壊が言われるのか」との質問に、菅首相は「医療体制が違うので比べることはできない」と応えていた。違うと思う。論理のすり替えは彼の特徴だが・・。
日本の病院は8割が民間である。民間病院がなぜ新型ウイルス患者の受け入れを逡巡するのか。ウイルス患者は他の病気と比べものにならないほど医療スタッフが必要になるし、クラスターがでると風評被害で他の患者さんが来なくなる。これでは少々の補助金を積まれても経営はマイナスになるからだ。従って、医療法の改正や最適配分(大学病院や国公立病院、民間病院などの役割分担)にむけ、政治がリードしなくてはならないが手を拱いている。時短要請やマスクにスティホームなどお願いするだけだ。
政治の不作為でいえば、後期高齢者の窓口負担2割化もしかりである。
先般、閣議決定されたが、2022年度後半から年金年収で200万円(単身者)の方は2割となる。年に3万4千円ほど増えるそうだ。社会保障審議会保険部会の資料を見れば、この程度では終わらない。さらに負担は増える。
そもそも後期高齢者医療制度は、75才以上の人を一括りにし一つの保険にした制度だ。病気になりやすい、病院に行かざるを得ない人を一つのグループにするのだから、保険料の上昇スピードは健保と比べれば早くなる。だから民主党政権の2010年度の高齢者医療制度改革会議において
・独立型の後期高齢者医療制度は廃止し
・地域保健は国保に一元化し運営は都道府県単位で行う。被用者である高齢者と被扶養者は被用者保険に―― と提言した。
しかし政権交代後、安倍政権ではこの提言を棚上げし「全世代型社会保障」を主張した。何てことはない、首相は公費(税)による措置や保険料の負担問題などの基本課題をスルーしてしまった。菅首相にも改革の思いはない。
藤沢さんは寄稿文の最後で「本気で心の刃を突きつける」と言われている。私も、こんな「乱雑な政治」に引導をわたすべきと思うし、精神科医・和田秀樹先生の弁を借りるまでもなく、何よりも高齢者自身が声をあげていかなければと思う。
別記
製薬会社の2019年世界ランキング(売上高)をみると、1位はロシュ(スイス)、2位はファイザー(アメリカ)、3位はノバルティス(スイス)である。日本のメーカーは16位に武田薬品がランクされる(2020年にイギリスのシャイアーを買収し9位にランク)。アストラゼネカ(イギリス)は11位である。
研究開発費は売上高と概ね比例しており、上位3社は日本円で年1兆円を投入しているが、このほどの新型コロナワクチン開発にむけ、国家も資金面で支援している。
日本の研究者のワクチン開発能力は高いといわれているが、これまでのワクチンに関わる副反応や有害事象などによる訴訟もあり国は力を入れなくなった。国が力を入れないことから製薬会社も積極的に開発しなかった。
会長あいさつのあと、以下報告事項の提案から議事が進められた。
<報告事項>
行動日誌
9月29日 | 第1回拡大幹事会 | 万代シルバーホテル | |
10月13日 | 県要請行動の打ち合わせ | 県庁 | 齋藤 |
10月27日 | 全自交新潟地方連合定期大会 | 新潟市内 | メッセージ |
10月28日 | 連合新潟第30回年次大会 | 東映ホテル | 早川 |
11月11日 | 労福協理事会 | 勤労福祉会館 | 早川 |
11月14日 | 衆議院議員選挙1区会議 | ユニゾンプラザ | |
11月17日 | 下越地域退職者連合定期総会 | 新発田市内 | 齋藤 |
11月25日 | 四役会議 | 勤労福祉会館 | 四役 |
11月25日 | 新潟県政策要請行動 | 県庁 | 四役 |
12月17日 | 労福協理事会 | 勤労福祉会館 | 早川 |
1月15日 | 自治労県本部新春の集い | 市内 | 齋藤 |
1月18日 | 連合政策委員会 | 勤労福祉会館 | 諸橋 |
1月28日 | 連合地方委員会委員会 | 東映ホテル | 早川 |
2月18日 | 四役会議 | 勤労福祉会館 | |
2月24日 | 連合選挙法等研修会 | 勤労福祉会館 | 早川 |
2月25日 | 第3回役員選考委員会 | ガレッソホール | |
2月25日 | 第2回幹事会・研修会 | ガレッソホール |
1.連合新潟第67回地方委員会傍聴報告
報告の後、質問がありました。
(質問) 地方委員会の審議事項3.の勤労福祉会館の維持管理費については月一人当たり20円を拠出するということと記憶しているが?
(答弁) 10年間の積立期間が終了し、今後新たに月10円の積み立てがスタートするということです。
2.役員選考委員会報告
大坂役員選考委員長から2021年度の役員の選考を開始する発言
各加入組織に役員推薦届を送付する。6月末までにお願いしたい。
3.2021年度政策・制度要求運動の中央への報告及び204国会に向けた政策・制度要求について等
報告の後、質問がありました。
(質問)公立病院の経営は赤字と聞き及んでいるが、特に山間地の病院のあり方に関して、どのように考えているか?
(答弁)山間地の病院の在り方については公立病院が望ましいと考えている。あり方については今後、県議団との意見交換も必要と思っている。県内最大の病院職員を組織している自治労の政策も注視していきたい。
報告事項3 中央報告等
政策・制度要求運動の実施について(報告)
2021年1月28日までにメール、またはFAXでご報告下さい。
都道府県組織 | 新潟県退職者連合 | ||
記 入 者 | 齋藤 由宣 | 記入日 | 1月26日 |
要
請 |
都道府県への要請
(下記を○で囲んで下さい) |
市区町村への要請(要請した市区町村名をご記入ください。書き切れない場合は別紙添付でお願いします。) | |||
1.退職者組織単独で
2.「連合」と共同で ③.その他(県議会議員) |
市=長岡市・見附市・佐渡市・十日町市・糸魚川市・柏崎市・南魚沼市・魚沼市・村上市小千谷市・新発田市・阿賀野市
町=津南町・聖籠町 村=関川村・粟島浦村 ※ 2月25日現在 独自アンケート実施(別紙添付) |
||||
都道府県への要請月日
2020年11月25日 |
|||||
市区町村への要請予定の
有無 |
有 無
複数市町村で実施予定(5月頃まで) |
||||
要 請 内 容 |
該当する番号を○で囲んでください。(複数可) | ||||
1.当該都道府県に関係する政策・制度課題のみで行った。
2.退職者連合2019年度政策・制度要求のみを行った。 3.「低所得高齢単身女性問題に関する政策・制度要求」も行った。 ④.退職者連合の要求に当該都道府県の課題をあわせて行った。 |
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要請先の対応 |
対応者の役職
(お名前は不要です。) |
福祉保健部副部長 他関係課長 | |||
★要請に対する回答要旨(書き切れない場合は別紙添付でお願いします。)
別紙添付 |
|||||
議
員 ・ 政党要請 |
国会議員名(党派)
要請検討中(立憲民主党) |
都道府県市区町村会議員(党派)
要請検討中{未来にいがた会派(立民・こくみん・社民)} |
4.連合新潟の総選挙における推薦等について
5.新潟日報 窓の欄 投書記事について
6.インターネットバンキングの導入について
口頭説明
※次年度から導入することとした。
7.社会保障制度に関する委員会の設置メンバーについて
口頭説明 上・中・下越地域各1名プラス事務局長
<協議事項>
1.幹事の交代
UAゼンセン友の会
旧幹事 | 安念 諫 | 新幹事 | 今井 勇 |
加入組織名称変更
旧 | UAゼンセン友の会 | 新 | IKI・IKIライフクラブ |
※幹事の交代について全員の承認を得た。
2.今後の日程 (省略)
大会の日程を確認した。
3.第29回定期大会案
(1)期日
2021年 8月 23日(月) 新潟市中央区 万代シルバーホテル5F
(2)議題
①2020年度活動報告及び活動方針総括
第3回幹事会に報告し確認してもらう。
②2020年度決算報告
会計年度が6月締めのため、第3回幹事会で4月末までの『暫定報告』として確認してもらう。8月持ち回り幹事会で確認してもらう。
③2020年度監査報告
会計監査は、8月年次大会前に監査を実施するので、あらかじめ幹事会でこのことを確認してもらう。
④2021年度活動方針案
第3回幹事会に報告し確認してもらう。
⑤2021年度予算
4月末までの執行状況及び昨年度の執行状況をもとにして組みたてを行い、第3回幹事会で確認してもらい、年次大会前の第4回幹事会で微調整を確認する。
(3)その他 ①当日の運営、任務分担等は第3回幹事会で確認する。
<次回 第3回 合同幹事会>
5月18日(火)午後1時30分 ガレッソホール
議案審議等
研修会 未定
地域退職者連合からは1名の参加とする。
当面の日程
3月15日 労福協理事会 労福協会館 早川
4月 日 連合政策委員会 労福協会館 諸橋
4月29日 県中央メーデー
協議事項終了後、今回退任された安念幹事からあいさつがあり、その後閉会としました。