2021年2月27日(土)13時30分から16時まで長岡市台町 ホテルニューオータニ長岡 NCホールで開催された標記セミナーに参加した、長岡地域退職者連合の方から報告を受けましたので、ホームページに掲載します。

 なお、当日午前は第1部として、格差社会の現状と課題について「映画 家族を想うとき」が上映されました。

 主催団体は、長岡地区労働者福祉協議会で後援に、長岡市・長岡市教育委員会、共催として、新潟ろうきん福祉団体、新潟県労働者福祉協議会、協力団体として、日本社会連帯機構、労働者協同組合連合会センター事業団です。

 コロナ感染症の影響で定員制限したNCホールに120名の仲間が集合し(中越地域退職者連合の参加者は18名)、2021年ワーク&ライフセミナーを開催。冒頭矢島連合中越議長は、「昨年のセミナーではSDGs活動を紹介。今年は昨年末に成立した労働者協同組合法について学習する。労福協のめざす自立して安心して共生する社会をつくるために今後も頑張る」と挨拶しました。

挨拶する矢島連合中越議長

 午前は家族を守る仕事が、家族を引き裂かれ、それでも負けない気高く力強い家族を描いた映画「家族を想うとき」を鑑賞。その後、女のスペースながおか、フードバンクながおかから報告。

 午後は、持続可能な社会への仕組みづくりを地域の人とともに模索・実践し続けてきたワーカーズコープによる東北被災地での22ヶ月の記録映画を鑑賞。その後、昨年12月に成立した「労働者協同組合法」について講師の江花さんから講演。

 

「労働者協同組合法」とは

2020年12月4日議員立法として成立

目的 多様な就労の機会を創出する
基本原理

組合員は、出資、意見反映、事業に従事(自らの労働条件、事業計画、利益処分などを組合員が自分たちで決める)

事業

労働者派遣事業以外であれば事業内容に制限なし(営利を目的として事業を行ってはならない)

労働者保護 組合員には労働者保護法制は全面適用される
剰余金等 準備金の積み立て義務、その後の従事分量による分配可
設立 3人以上の発起人で設立
移行措置 企業組合やNPOからの組織変更可

労働者協同組合法について説明をする江花和郎さん

 

その後市民協同ネットワークの活動報告がありました。

 一日を通して、≪これからどう生きるか!一人一人が問われている≫ことを再確認でき、新しく成立した労働者協同組合法の活用を見据えたこれからの活動を展望する意欲がわいてきました。

 

※参加者の声

  1. 午前中の映画では、一人で悩んでいる労働者(父親)の苦悩が描かれていたが、上映後に、一人で悩まないで、連合に相談してほしいなどのコメントが欲しかった。
  2. 午後の上映後に、江花講師の方から、映画の補足説明があり、より詳しく理解できた。
  3. 各地域で同様の企画ができないものだろうか。

 

 参加いただいた皆さん、ご苦労様でした。