定年後の過ごし方
新潟ろうきんシニア倶楽部事務局長 栗林良一
昨年9月の貴団体第1回幹事会で「ろうきんシニア倶楽部会員拡大」の取組決議をしていただいた関係もあり、早川会長さんから「どっこい甚句へ寄稿せよ」との言葉をいただいた。(心の中では「丁重にお断り」したのだが、大きな取組みをしていただいており、「はい」と二つ返事をしてしまった。)
自己紹介を兼ねて少しお話すると、昨年3月末で新潟県労働金庫を定年退職し、再雇用でシニア倶楽部の事務局を担当している。私自身もシニア倶楽部の一会員で、皆さんには本当にお世話になっています。
再雇用後は基本的に超勤しない・休日出勤もない働き方となって、午後6時頃には帰宅できる生活となり、いよいよ定年後生活が始まった。
平日は夕方6時過ぎに一風呂浴びれば、7時頃からゆっくり晩酌ができる。ゴルフも、平日料金で安くゆったりプレーできる・・・。給与は当然大きく下がり今後の年金も心配だけれど、いいことも結構あるなと思う日々でもある。
さて、何をするか・・・?先ずは現役時代に迷惑を掛けた女房孝行をと思い、これまでも毎年続けていた温泉旅行を継続して計画し、今年は7月に伊豆半島一周の旅行に出かけてきた。
生憎の曇り空だったが、吉永小百合のCMで有名な龍宮窟や伊豆下田の白浜ビーチなど、新潟と違い(失礼!)どこか垢抜けた観光地の数々にいい思い出ができた。
ヨーロッパやアメリカ(本土)は気軽に行けないけれど、3年ほど前に訪れた韓国は酒も料理も日本人の味覚に合い、女房と近いうちに行きたいと話している。ただ、今の日韓関係は・・・。
ところで、最近こんなタイトルの本を目にした。 『孤独こそ最高の老後』
“定年後、急に妻へ接近する夫の悲哀”とのサブタイトルも見え隠れしているこの本、妻とは一定の距離感を保ち、“孤独”を堪能せよ!とのことらしい・・・。
「夫の悲哀」と言われてもまだ自立していない我が身としては、女房を上手におだてながら少しずつ距離を縮め、家事を一つずつマスターして自立できたら素晴らしい、と勝手に企んでいる。
定年後生活はまだ始まったばかり・・・。多くの先輩諸氏にははるか昔のことだったでしょうが、欠伸をこらえて最後まで目を通していただき感謝します。