街中ぶらぶら放浪記?
自治退 齋藤由宣
正月の8日、近所のご夫婦に誘われて、村上方面に車で遊びに行きました。寒い冬の日でした。
村上の手前に変わった町?(塩谷地区)があるというので立ち寄りました。各家々の玄関には表札のほかに、「家印」というものがあった。現在の「商標」のようなものです。また、伐採した木にこの「家印」を刻印し所有者を明らかにしたそうです。個々の家々とそのつながりを表象するものでもあったと聞きました。この地区は、昔は宿場町として栄え、酒蔵や桶づくりが盛んであったそうです。はじめてきた町でしたが、興味を覚えました。春になったらゆっくり探索したいと思いました。また、休日しか開いていない「蕎麦屋」さんも発見しました。一度食べに来ることにしよう。
塩谷の家並みを出てすぐに、「お幕場・大池公園」に着いた。コハクチョウの飛来地であり、ハクチョウと多くの鴨が、羽を休めていた。餌を目当てに見物客に近寄ってくる。阿賀野市の「瓢湖」よりも鴨の密集度が少ないと感じるせいか、ここの「鴨」は可愛く見える。偏見かな?
ようやく村上市の中心部へ。駅前の「観光案内所」で、パンフレットをもらい、「指示どおり」に市役所の駐車場に車を止め、市内へ。休日は市役所の駐車場は「無料開放」でした。ありがたや。
先ずは、鮭のお店へ。そこはあの、「吉永小百合様」が某会社のポスターのモデルとなった場所でした。ちょっと興奮! さて、鮭の干したものが1,000匹はぶら下がっているのだろうか?圧巻である。買い物もしないでお店を出た。外は人が歩いている様子がなかったのに、お店の中は大勢の人で混んでいました。
次は、料亭。外から見るだけであったが、この日は3件の料亭を拝見したが、凄いの一言。一緒に来たご近所の旦那曰く、「この前ここに来たが夜だったのでこんなに凄いこところとは思わなかった。黒塀は夜だったからわからなかった。」と一言。「あんた!ここに来たのね!!」とは奥さんの一言。私は知らん顔。
お茶屋さんに到着。座敷に上がり、一服。何やら、高そうな掛け軸・屏風・壺・などが陳列されていた。村上のお茶は「北限」としか知らなかったが、はじめて飲んでみた。普通のお茶だった?
幕末の戊辰戦争の時、長岡の戦いで敗れた武士が、「刀や槍」をここのお茶屋さんに売り、会津に向かったとのことで、鴨居に飾ってあった。
堆朱のお店に!みんな値が張っている。「ぐい飲み」がほしいが隣に奥さまが・・・後ろ髪を引かれる思いで?昼食をと足を運ぶ。
人気の「村上牛」のお店へ。豪華な昼食かと思えば、村上牛の一部(どこの部位かな)が入ったコロッケを買って、お店で食べた。女性群は食べ物屋さんには、みように詳しい。
あとは帰るだけと思っていたら、何やらおいしい「ケーキのお店」へ。何とかという?ケーキ?を奥様方は買っていた。
寒かったが、楽しいひと時でした。村上といえば瀬波温泉と鮭・お茶・堆朱・お雛様という概念だけだったが、街並みを探索?すると意外に面白い。また、知らないことだらけであった。県外の遠くの「町」もいいが、自分の住んでいる新潟の「町」も再発見するのもいいかな。
皆さんの住んでいる「町」も紹介してください。次はどこの「町」を探索しようかな。春が楽しみである。