日本退職者連合  会長 人見 一夫

 新年あけましておめでとうございます。

 会員の皆様には元気に新年を迎えられたことと思います。

 昨年は、コロナ禍で大変な一年でした。コロナ感染拡大は今年も続いています。健康第一生命第一にこの一年を乗り切っていきましょう。

 退職者連合は今年結成30周年を迎えます。30年の歩みを振り返り、今後さらに運動強化に向けた一年にしたいと考えております。

 日本の少子高齢化はこれからも続きます。超高齢化社会に対応した社会保障制度改革は喫緊の課題です。

 そのためには、年金、医療、介護、子育ての施策充実に加え、女性参画に向けた活動に取り組み、さらなる前進を図っていきましょう。

 菅政権は「自助、共助、公助」というフレーズを使っていますが、その実、その狙いは自分のことは自分でやれという自己責任を私たち国民に押し付けています。

 コロナ禍で生活に困っている国民が多数出ている中、自己責任論の押し付けは許されません。

 今年は解散総選挙の年です。連合推薦候補の必勝をめざして政治の流れを変えましょう。

 一月には核兵器禁止条約が発効します。唯一の被爆国日本は核兵器禁止条約を批准していません。日本政府は一日も早く批准し、核兵器廃絶に向けてリーダーシップを発揮すべきです。平和な日本、平和な世界に向けて私たちは取り組みを強化しましょう。

 今年も高齢者をはじめ全ての人が、地域で豊かに安心して暮らせる社会をめざして取り組みを強化していきましょう。

 皆様のご健勝、ご活躍を祈念して新年のあいさつとします。