柚子は九年で
小田 純一(佐渡地域退職者連合)
介護保険に関わる自治体要請、当初は手さぐりでしたが、今は事前の市長や課長とのすり合わせもあって、お互いの信頼関係も築かれ、いくつかが実現されました。
- 介護保険事業計画審議会委員の連合退協枠
- 老朽化した両津市民病院の建て替え
- 基幹支援センターである中央包括は高齢福祉課の一画に社協派遣職員とワンフロア―体制
等です。
当面する佐渡的課題としては、介護施設増設と並行して、安倍政権に切り捨てられた要支援者を地域で支える組織として、介護予防から一歩進めた「茶の間」や「サロン」の整備と育成です。資格者の育成、施設の整備、運営費の公的負担等は、行政の役割です。現在島内には月1回から週2回まで120ヶ所余が活動していますが、私のささやかな経験(4年前にサロン、2年前に男のサロンと云う月1呑み会の立ち上げ)からも、週複数回の運営はスタッフの負担が重く、サポートするスタッフの数を増やしてカバーする事が何よりと思います。
さて、要請したボールは、スタッフとしての協力依頼との形で投げ返されてきました。行政と協働した地域づくりに応えられる退協組織でありたいと願っています。
本音で云えば月1回のサロン、特に呑み会は楽しんでいますし、選挙の時に応援や運動を共にする輪が拡がる、思いもよらない嬉しいご褒美もありました。
「桃栗三年、柿八年、柚子は九年で花が咲く」とか。さて、何年で花開くのか楽しみです。