リオ・オリンピックで得た大切なこと。
米山 哲也
今年の夏はリオ・オリンピックでしたね。皆さんも世界のトップアスリートが最後まで全力を尽くす姿に,勝敗以上の感動を覚えたのではないでしょうか。
日本選手団の活躍は,史上最多となる41個ものメダル持ち帰ってきました。各競技に携わる多くの人々の「想い」や,練習に没頭できる環境をつくってきた家族や,支えてくれた方への「感謝」の気持ちを込め,競技に全力で挑んだのだと思いますが,そうした自分が経験したこと全てを背負って戦う力が,世界から見劣りしない競技の発展に寄与しているのだと思います。
「一人でここまで来たのではない,多くの方に支えられて今があり未来がある。」という感謝する心は,何としても勝つという強い精神力と肉体をも造り出すのだと思います。
感動のシーンを幾つも見ることができたリオ・オリンピックから,私たちが忘れてはならない「感謝する心」を教えていただいたと思っています。4年後には日本が開催国となります。選手にはいきすぎのメダル至上主義ではなく,限界に挑み世界の頂点に昇るための肉体や精神,技術を磨くとともに,心を育てていただきたいと思います。
4年後にどのような感動が味わえ,見ている私たちに何を伝えてくれるのか,待ち遠しく楽しみでなりません。
以上