新潟県退職者連合 幹事
(自治体退職者会新潟県本部)
猪股 美栄子
ロックダウン・緊急事態宣言・まん延防止特別警報・県独自の特別警報・・・ 未だに収束されないコロナ禍。気軽に外出もできない、友達と大声で話したり、笑ったりする事ができない日々が続いている。
ホームステイ、一応主婦の私は台所に立っている時間も長くなる。普段、忙しくて目に入ってこなかった物がいやでも目につく様になってくる。冷蔵庫・引き出し・棚・床下収納などごちゃごちゃが気になってくる。
真っ先に目についたのがスパイスの数々、使いきれてないスパイスの缶・瓶・袋。以前、勉強していた時、集めておいたスパイス達。それらを寄せ集め、整理し、使い切ろうと決心。早速、資料を探し出し勉強のし直し。
スパイスと言えば「カレー」。カレー作りが手っ取り早い。「無印良品」の店にも何種類ものレトルトカレーがいっぱい並んでいる。カレーフェアを開催しているホテルやオリジナルスパイスカレーを売りにしている専門店も多い。今、カレーが熱い!
カレーと言えばスパイス・クミンシード。クミンはカレーの元となる香辛料。また近年になって、その健康への作用にも大きな注目が集まっている。消化を促進し、健胃薬として、また腸内にガスがとどまることを防ぐ作用もある。嬉しいことにダイエットや美容にも効果があると言われている。
クミンの歴史は古く、紀元前4世紀、古代エジプトでは王侯貴族のミイラを作る際、防腐剤として シナモンなどと一緒に用いられたという。すでにスパイスの効能を知り香りを楽しんでいたのだ。インドにも紀元前にはすでに伝えられていたという。インドを植民地支配していたイギリス人がインド風カレーを持ち帰りイギリス風にアレンジ。それが日本に伝えわり、さらにアレンジしたものが、今日の日本のカレーとされている。カレーは「グローバル」いう形容詞がふさわしい。
早速、チキンカレーを作ってみた。クミン・コリアンダー・カルダモン・オールスパイス・シナモン・グローブ・ローリエ・唐辛子・ターメリック。カレーのスパイスは「香り」「辛味」「色」のバランスを考え調合します。その中で「色味」を担当するターメリックは別名「ウコン」。ウコンは健康食品にも使われており、成分にクルクミンが含まれ、肝臓に良いとされている。「飲む前にウコン!」という人も多いのではないだろうか。
一時、コロナ予防にも効果があるのでは・・と言われてた時もあったが、確かな根拠はなさそうだ。しかし、いろんな効能があるので、免疫力アッップは期待できそう。
ホームステイがながく、おやつ時間を楽しみ過ぎたせいで「コロナ太り!」になってしまった。この年になってダイエットはキツイ!発汗作用があり、血流も良くなり、代謝率アップも期待できるので、スパイスを使っていろんなカレーを作ろうと意気込んだが、孫たちからは「いつもの普通のカレーがいい!」とあえなくノックダウン!
なかなか、スパイス消費は難しい。