新潟県退職者連合 幹事

(総合生協退職者会 会長)

山口 栄

 昨年の総合生協退職者会総会において会長に選出され、退職者連合幹事になりました山口です。どうぞよろしくお願いいたします。

 長い間あこがれていた地があります。弘法大師空海が四国の各地に修業した場所に建てられたお寺を回る「四国霊場 お遍路」です。いつか行こうと思っていたところ、機会があり一昨年の11月から昨年11月までの1年間に3回に分けてお遍路八十八番札所を巡ってきました。キャンピングカーで巡り延べ走行距離7,500km、25日間のお遍路の旅を紹介したいと思います。

 

 旅した時期は真夏と真冬の時期を避け、11月と6月に奥様との二人旅となりました。宿泊場所は基本はキャンピングカーでの車中泊で、一般のホテルなども時々利用しました。車中泊場所は日帰り温泉や巡る予定の札所の近くの道の駅を利用しました。

 新潟から北陸自動車道経由で一路徳島県を目指し軽快に車を走らせますが、1日では無理で神戸市内で1泊し、翌日に鳴門大橋を渡り徳島県にある1番札所の霊山寺から「順打ち(1番から順に88番まで回ること)」でスタートしました。お遍路では巡拝に必要な服装と用具があり、白衣や輪袈裟、金剛杖などやご朱印をいただく納経帳や納め札などは事前にネットで購入し準備していきました。初めてのお遍路でしたので不安だらけでしたが、まわりのお遍路さんの所作や行動を参考に無事に巡ることができました。

 四国ではお遍路さんをお大師様と同じと考え、食事やお茶・お菓子などで「お接待」する文化があり、私たちもたびたびお接待を受け戸惑いながらも感激いたしました。巡りながら気付いた事は、お遍路さんの約9割は車などの交通機関を利用するようですが、歩き遍路の方(約40日から60日必要)や外人さん、女性一人のお遍路さんが意外と多いのにびっくりしました。

 

 昨年11月に八十八番札所の大窪寺で終了し「結願(すべて回り終える事)」した後は、真言密教の聖地 高野山にお礼参りに行き、足掛け1年をかけたお遍路の旅が終了しました。今振り返ってみると、よく巡ったなあと思うと同時にまた行きたいと思うようになっています。真言宗の信者でもない私ですが、自分探しの旅でもあり、癒しの旅でもあり、心触れ合う出会いの旅でもあるお遍路に行ってみてとても良かったと思っています。

 みなさんもぜひ四国の大自然の素晴らしさにも感動する「お遍路」に出かけてみませんか。