新潟県退職者連合 幹事
(新潟交通グループOB会)
廣川 隆夫

「2024年7月27日」、インドで開催されたユネスコの世界遺産会議で、「佐渡島の金山」が世界遺産に登録された、応援団にとっては忘れられない興奮の期日です。あれから1年半余、観光誘客として一定の効果はあるものの、ピーク期間の宿や現地の足の不足は心配が現実になり、一方、冬季での誘客は相変わらず難しく、ピーク時での受け入れ対応と通年での経済性に課題があるようです。
佐渡との関わりは勤務先の関係で、50歳代後半から現役リタイアまでの約10年間、佐渡と新潟を毎週のように往来し、それなりに佐渡通になりました。ちょうど65歳の退職時には、世界遺産登録への機運が動き出しており、佐渡でお世話になった恩返しと思い、新潟での応援組織「佐渡を世界遺産にする新潟の会」に参画しました。主な活動は新潟県や佐渡市担当部署の機運醸成活動への応援や、組織独自のふるさと村などでのPR活動と、結構忙しく動いたかなと思います。
もう一つの活動は、県から委託を受けた「世界遺産登録の佐渡金山」についての小学校出前授業です。佐渡金山とは、そもそもどんなふうにして金を見つけ、どうやって金が取れたのか等々、40~50コマの静止画を基にしたパワーポイントを使ってお話しします。大半は佐渡へ修学旅行に行く6年生が対象ですが、山間の数名の学校や併合した学校の2~3クラス合同での受講など、人数は様々です。話す内容の基本は用意されていますが、最終的には自分の言葉で話しています。子供たちの顔を見ながら、分かってくれているかな、こちらに注目しているかなと注意しながら、少し緊張感も味わいながら、おじいさん対孫世代の勉強会を楽しんでいます。登録後も子供たちに新潟県の宝物を知ってもらおうと、継続して活動しています。
世界遺産『佐渡島の金山』は、皆さん行かれた方も多い「相川金銀山」のほかに、「鶴子(つるし)銀山」、「西三川砂金山」と3つの鉱山で構成されています。後者2か所は、突然行っても入れない場所や、説明がないとわからない場所も多く、一般の見学には未整備といえます。これら3か所を大画面で見せて説明してくれる所が、相川にあるガイダンス施設「きらりうむ佐渡」です。佐渡へ行ったら、まずはここに寄ることをお勧めします。









