新潟県退職者連合 監事

栗林 良一

 7月の定期総会で監事に選出された、労金退職者の会の栗林です。

 現役当時は勿論のこと、再雇用で勤務したろうきんシニア倶楽部の事務局時代には、構成団体の役員の皆さんからシニア倶楽部への加入拡大の取組みに、大変大きなお力をいただきました。あらためて御礼申し上げます。
 
 さて表題です。
 ラーメン好きな私が、実家のある柏崎に帰った際に立ち寄ったラーメン店が、柏崎の駅前通りにある「そばよし」です。
 丼いっぱいにチャーシューが花びらのように広がる一番人気のチャーシュメンや、独特な旨さが癖になる名物の焼きそばなどが有名なこの店は、市外はもちろん県外からも多くの来客があった人気店です。
 ところが、店主の高齢もあり11月3日の閉店を発表。テレビのニュース等で閉店が報道されると、多くのファンが押しかけて連日さらに大賑わいとなっています。
 私自身も閉店が寂しくてならず、さっそく今住む新潟市から出かけていきました。
 
 実は、この店には特別の思い出があります。
 開店したのは今から52年前、私が高校1年の時です。部活を終えた夕方(もう夜だったかな)、オープン記念の特別価格30円の中華そばを目当てに店を訪れ、あっという間に完食。そこで、腹ペコの私はあろうことか店主に「もう一杯お代わりいいですか?」と注文したところ、座席の後ろで待っていたサラリーマンに「みんな待っているのに、何でお代わりなんかするんだ!」と怒られてしまいました。
 ところが、それを聞いた店主は「もうすぐお席が空きますから、少しお待ちになってください」と言ってくれて、無事に2杯目を食べたのでした。
 今思うと相当混んでいた店内でお代わりするとは、世間知らずの高校生だから許された恥ずかしいばかりの若気の至りでしかなかったと思います。
 それを許してくれた店主の度量の大きさ(上から目線で申し訳ない。でも、これも人気店となった理由の一つかな?)も、今となっては大変懐かしい思い出です。
 
 結局、今回のそばよし行きは平日にも関わらずおよそ80~90人が列を作っていたため、泣く泣く入店を諦めることとなりました(涙)。
 あぁ寂しい! 最後のもう1杯、食べたかった。
 思い出とともに、私のそばよしロスは当分続きそうです。