日時   2021年5月18日(火)13時30分から15時30分

会場   新潟市中央区 ガレッソホールに於いて

参加者  幹事、監査、地域連合代表者 計36名 

 

ソーシャルディスタンスを保ちながら開催

上記記載のとおり第3回拡大幹事会を開催しましたので概略を報告します。(文責 齋藤

 

会議冒頭、早川会長は、下記のとおり挨拶をしました。(要旨)

挨拶をする早川会長

1.第2回幹事会(2月25日)において小日山幹事から、県立津川病院の市町運営への移管問題について質問があった。

 県が描く役割分担は「介護は市町村で対応。県は支援・調整にあたる」。「医療は県が扱う」ことになっている。にも拘わらず情報把握など県退職者連合事務局の対応が不足していたため隔靴掻痒の答弁になってしまった。

 その後、4月に今後の新潟県の医療体制のあり方を示すグランドデザイン(全体構想)が公表されたことから、立憲民主党県連大渕幹事長に

  ⑴ 全体構想

  ⑵ 津川など人口急減地域の4病院の市町移管

—―についてお尋ねした。

 幹事長からは、「立憲民主党として、会派の『みらい新潟』として対処方針は決めていない。もちろん議員の中には自分の政治信条や選挙区事情で対応しているが、党としては今後の課題である」とのお話を伺った。また、4病院については「県も4回、関係市町と話合いを行っているが、市町は『県立でやれないことを町立では難しい』『町には運営のノウハウもない』とのスタンスであり、県は引き続き地元との話し合いをつづける姿勢である。地元への丸投げではないようだ」と話された。

 なお、幹事長とは「地域医療を大事にする」ことで気合いをあわせた。

 今後、この全体構想や13の県立病院を含む22の公立・公的病院の再編統合問題が大きな課題となるが、検討にあたっては、次のようなことを念頭におく必要があるのではないかと思う。

 ⑴ 患者数の減少と医療ニーズの変化

    県立病院の入院患者は2010年と2018年を比較すると約30%減少している。また、人口構造の変化で、高度な治療や手術のニーズは減少し肺炎や骨折などが増えていること。

 ⑵ 医師不足の改善と勤務医の時間外労働削減が喫緊の課題

    医師偏在指標でみると新潟県は全国で1、2を争う医師不足県であり、年齢も全国平均より2歳ほど高い。また、勤務医の時間外労働は2024年4月から年960時間(月80時間)内にしなければならない。この時間とて過労死ラインであり労災が認められる目安にもなるが、改善は喫緊の課題だ。(医師の充足は時間がかかり、時間外労働の削減で配置は難しくなる)

 ⑶ 厳しい県財政

 すでに県職員や教員、警察官の給与削減が行われているが、県立病院への県予算からの繰出しも難しくなっている。

 四役会議では、医療は県の役割であるので、県退職者連合事務局が政党あるいは県議の皆さんに対応することを確認しているが、今後の大きな課題である。

 

2.今後の主要なスケジュールをみると

  ・6月16日   国会会期末

  ・7月 4日   都議選投開票

  ・7月23日~8月8日

           東京オリンピック

  ・8月23日   新潟県退職者連合大会

  ・8月24日~9月5日

           東京パラリンピック

  ・9月30日   自民党総裁任期満了

  ・10月21日  衆議院議員任期満了

  ――となるが、私はオリンピック前の解散総選挙はないと予想している。ある参議院議員の情報によれば、オリンピックは6月上旬のバッハ会長の再来日の際、四者協議が行われ、無観客か中止かを検討する。1~3月期のGDPは年率換算で5.1%下がると見込まれることから首相はなんとしても開催を主張する――とのことだ。

 パラリンピックが終れば解散か任期満了かは別にして必ず総選挙は行われる。このため、県退職者連合の大会を8月23日にした。

以上

 

 会長あいさつのあと、新潟県労働者福祉協議会の間専務理事からあいさつと今後の労福協の活動方針を提起していただきました。その後、2月の幹事会で承認されたIKI・IKIライフクラブの今井新幹事の挨拶を受け、以下報告事項の提案から議事が進められた。

挨拶及び課題提起をする間専務理事

新任の挨拶をする今井新幹事

 

<報告事項>

行動日誌

2月25日 第2回幹事会・研修会              ガレッソホール

2月27日 2020ながおかワーク&ライフセミナー 長岡市内     齋藤

3月15日 労福協理事会             勤労福祉会館   早川

4月10日  2021にいがた協同集会        勤労福祉会館   齋藤

4月14日 全国事務局長会議           ライブ配信    齋藤

5月11日 四役会議               勤労福祉会館   四役

 

  • 役員選考委員会報告

大坂選考委員長から報告。5月の幹事会で四役の提起をすることになっていたが、調整が進まず、現段階では報告ができない。今後、調整を進めます。

報告をする大坂役員選考委員長

      

  • 全国事務局長会議等の報告

日本退職者連合発効の機関誌「ふれあい情報」327号327号(別号)で報告

 

議事1、大会運営について

第29回大会は本来の「基軸年大会」とすべきであるが、

  • 新潟市の感染拡大と、県内各地域の方々の新潟市に抱く不安
  • 遅れるワクチン接種状況
  • 大会構成員のソーシャルディスタンスの確保

などから、代議員は「年次大会」の選出基準をイメージし対処する。ただし、地域組織は総選挙・介護に関する取り組みの強化などを勘案し、特に2名とする。役員選出は実施する。

と提案し、全員の了承を得た。

 

なお、大会役職については、次のとおり確認した。

  • 大会議長・・・・基幹労連県本部退職者の会
  • 資格審査・・・・JP労組退職者の会・県高校学校退職者会

議事2、第29回大会議案審議

質問・意見等
  1.  情勢については、大会まで時間があるが、大きな変更が見込まれるのではないか?例えば、株価であるが、現在は3万円を切っているが。
  2.  第2号議案の予算額の合計が違っている。
  3.  第3号議案に関連して、「監査」は分かりづらい。変更してはどうか?
  4.  自治体要請の集計表についての質問、誤字脱字等の指摘がありました。
  5.  オリンピックの開催について、議論したことはあるか?

上記の質問等について、

  1.  情勢、「監査」については四役会議で検討する。
  2.  予算額については修正する。
  3.  誤字脱字等については修正する。
  4.  自治体要請集計表については、時間があるので、記入方法について、関係地域退職者連合と協議する。
  5.  オリンピックの開催については、第29回大会開催の議論をした時点で、様々なイベントを考慮し、8月の開催と決めた。

ことを答弁し、なお、座長から

  • 出された意見等については、四役会議で議論し、修正等をする。
  • 基本スタンスはシンプルイズベストで対処すること。

を表明し、幹事会の了解を得て、幹事会を終了した。