「コンジョウよしのつぶやき」

長谷川 慧輔

 退職して12年 干支でいえばひと回りしました。退職時の決意は、子供はそれぞれ独立して夫婦2人で「山に登り麓の温泉に癒される」そんな生活を!何て考えていました。

 ところが、御多分にもれず退職した1年目は、なんとなく過ごせたのですが、町内の付き合いが始まり、町内の役員話が舞い込みました。色々口実をつけて断り続けましたが受けてしまいました。覚悟をしていましたが、職場の会議と違い話をまとめる事の大変さを実感しました。気が付いたら3年間嘱託員をさせていただきました。職場と家の往復で町内の事はなんにもわからず苦労もしましたが、勤め上げることが出来ました。

 嘱託員の後半は「地域コミュ二テイ・街つくり協議会」と重なり他の町内との行事の調整とか、小学校単位・中学校単位の行事の立案等勝手が違いましたが何と無くやらせてもらっています。

 街づくり協議会の理事が少し長くなったかな? 退任を申し出ました。案外スンナリと受け入れてもらいました。ところが伏線がありました。辞任の条件に「民生委員をお願いします」これにはビックリ!これも最後は引き受けてしまいました。

 「最初の決意はどこかに飛んでしまいました。」奥さんの嘆きの声がなんとなく伝わります、ここは思案のしどころかな? 次へのバトンタッチをしっかり考えなくてはと町内を見渡していますが、なかなか後継者が見えません、さてどうするか? 頼まれたら「イヤ」と言えない性格を何とかしなければ、強引に頼む押しの強さを教えてもらわなくては 「コンジョウよし」を早く卒業したい。

 そんなことを考えている今日この頃です。